2018年6月15日金曜日

いざという時、命をつなげる自分になる!


去る67日、心肺蘇生法とAEDの使用方法を学習する院内勉強会を開催しました。

参加した今岡看護師より寄稿がありましたのでご紹介します。
 
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今回の勉強会は、出雲市消防本部の方に講習をお願いしました。当日は3名の方が消防車に乗って登場されました。カッコ良かったですよ(^^)

 

 当院スタッフは26名参加し、31チームとなりトレーニング用の人形を用いて実習をしました。

 

 意識を失い倒れている人を発見した場面を想定して実習スタートです。まずは助けを呼び、周りに集まってきた人に「救急車を呼んでください」「AEDを持ってきてください」とそれぞれに指示を出し、胸骨圧迫・人工呼吸という流れと、AEDの使い方を一人づつ順番に真剣に、且つ楽しく学習しました。

 
 


 途中、隊員の方から何とも意地悪な、と言いますか悩ましい質問がありました。それは、周りに誰もいない場合です。つい助けたいという一心で胸骨圧迫・人工呼吸をしたくなりますが、その場合は人を探して連絡が取れるところまで移動することが大事なんだそうです。なぜなら、一度やり始めたらやめることはできません。1人でずっと続けることはできないからです。「命をつなげることが目的なので、その場を離れることは決してその人を見捨てるわけではありません、勇気を持って行動してください」とおっしゃったのがとても印象的でした。納得です。

 

 最後に参加者からアンケートを取りましたが、分かりやすい講習だったおかげか、「いざと言う時には教えてもらったことができると思う」という心強い回答が大半でした。今回講習に来ていただきました3名の隊員の方、本当にありがとうございました。

 何が起こってもおかしくない日常で一刻を争う場面に遭遇した時に、命をつなぐ一員になりたいと思いました。