在宅透析とは、その名の通り自宅にいながら、自分で穿刺し、機械を操作し、透析をすることです。
「えっ、自分で針を刺すの!?」「自宅で透析なんて、できるの!?」と、ビックリされた方もおられるかもしれませんね。
在宅透析を始める為にはいろんな条件はありますが、実際に島根県内でも、自宅で透析をしておられる患者さんがいらしゃるんですよ!
そんな在宅透析について学習するため、去る11月11日~12日に神奈川県・ワークピア横浜にて開催された「第20回 在宅血液透析研究会」に、立脇看護師と小村技士が参加してきました。立脇看護師から寄稿がありましたので掲載いたします。
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第20回 在宅血液透析研究会へ行って来ました! 看護師 立脇
11月11日~12日、横浜で開催された研究会に、看護師立脇と技士小村で参加してきました。
在宅透析の歴史は古く、1967年に名古屋で始められたそうです。50年もの歴史があるんですよ。現在では、日本国内で在宅透析をしている患者さんは600名を超えているそうですが、その数は透析患者さん全体のわずか0.2%程度だそうです。
在宅透析をすることの一番のメリットは、時間的にも回数的にも沢山透析ができるので、毒素が体にたまることが少なく、合併症が予防できることです。また、頻回に透析をするため食事制限が緩やかになります。
しかし、患者さんが自分で穿刺や機械操作を行わなくてはいけないため、訓練を受けて知識や技術を習得する必要があります。
患者さんの中には、在宅透析を受けたいがために自ら施設を探して、連絡をとり在宅透析を始める方もおられるそうです。
在宅透析をしている患者さんのお話しもありました。皆さんとてもお元気で、仕事や趣味に充実した日々を送っておられ、とてもポジティブな印象を受けました。
今回、この研究会に参加して、患者さんの生の声が聞けたこと、積極的に取り組んでおられる施設の方の公演が聞けたことは非常に有意義でした。
オマケ・お昼のお弁当は「崎陽軒の横浜弁当」でした。
美味しかったです。(^^)