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2019年5月12日(日)
初夏の爽やかな日差しが降り注ぐこの日、出雲、大田クリニックの患者さまとご家族さまの40名をお迎えし、患者勉強会を開催しました。
今年のテーマは
*「公立病院における透析中止」の経緯について
和田医師より説明のあと、病院の対応、透析中止や非導入、どのような条件が整えば透析中止を受け入れることができるかなど、考える機会となりました。
*「身近な家族や親族と話し合っていますか?」
安食看護師より、昨年の「事前指示書ってなんだろう」に引き続き、上記のテーマで説明しました。昨年のアンケート結果より、身近な家族や親族との話し合いがもたれていない方が多いことが分かり、まずは今後どう過ごしたいか、最期をどのように迎えたいか、話し合いをすることが大切であることをお話しました。
*「在宅透析で元気に」
昨年の11月から、在宅血液透析をはじめられたIさんに、体験談を発表していただきました。当院で初めての在宅血液透析患者さまです。在宅血液透析に至る今日までの経過を、ひとつひとつ丁寧に、お話していただきました。未経験のことを創意工夫しながらクリアされていくIさんのバイタリティーと、介助者である配偶者の方やご家族の理解とサポートがあったことが大きかったと思います。
また、在宅血液透析が普及するための課題や、今後始める方のためにも、ご本人さまが在宅血液透析を続け、事故なく元気で過ごしたいとおっしゃっていたことが印象的でした。
今回の勉強会では、Iさんの体験談を通し、いかに自分に向き合って生きていくか、そして身近なひとと話し合うことの大切さを考える機会になったとしたら、主催者側としてはうれしい限りです。
また、在宅支援者(ケアマネージャー、看護師)の方を対象に、「顔の見える地域連携会」を同時開催しました。
たくさんの方に参加していただき、無事に勉強会を開催することができました。厚くお礼申し上げます。
患者勉強会担当チーム---------------------------------------------------------------------------------------------------
今回、初の試みとして在宅透析をしていらっしゃるIさんに講演をお願いしました。貴重なお話をしていただき、参加された患者様のみならずスタッフも感銘を受けました。
Iさんの御許可をいただきましたので、後日講演内容をこちらのブログにアップしたいと思います。