昨今、災害対策で重要な三つの柱は「自助」「共助」「公助」だと言われています。これを透析患者さんに置き換えて考えると
●自助・・・患者さん自身が、自分で自分の命を守る
●共助・・・地域の透析施設が協力して透析を行う
●公助・・・全国のネットワークを利用して被災地の透析施設を支援する
と、このように言えると思います。
この中で特に重要なのは患者さん自身の「自分の命は自分で守る」という強い意志と迅速な行動です。具体的にはどのようなことか、お考えになったことはありますか?
〇透析中に災害が起こる場合・・・
〇透析でない日に災害が起こる場合・・・
〇週末、2日空きの状態で災害が起こる場合・・・
いろんな状況が考えられますよね。姫野クリニックで透析ができるのか?食事で気をつける点は?薬はどうしたらよいのか?考慮すべきことはたくさんあります。透析室では患者さん向けのDVDを準備しています。透析中に観ていただけるようにご準備しますので、興味のある方はぜひスタッフへ声をかけてください。
ここ数日、九州では記録的な豪雨が続いています。ニュースでも「自分の命を守る行動を!」と早めの非難を呼び掛けていますね。天災はいつ、誰の身に起こるかわかりません。「ここの辺りは大丈夫」「私は大丈夫」という勝手な思い込みは捨てて、普段から災害に備えましょう。