2020年2月10日月曜日

BLS(一次救命処置)勉強会を実施しました

 去る1月28日にBLS勉強会を開催しました。BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことです。

 透析中に一人の患者さまの体調が急変し、呼びかけへの反応もない、その時私たち医療スタッフはどのように対応すべきか?という内容で実施訓練を行いました。



 当日は看護師・臨床工学技士・栄養士・メディカルアテンダント・事務と全ての職種が参加し、看護師Aが患者さまの異常を発見➡他スタッフへ応援要請➡全員で協力し、医師が到着するまでBLSを行う、という流れ。


 ここからは様子をお伝えするために写真でリポートします。

訓練用の人形、結構リアルな作りです


ある日の透析中、血圧測定のために患者さんに声を掛けたところ
様子がおかしい。呼びかけにも反応もなく、意識が無いようです。


直ぐに他のスタッフへ応援要請。近くのスタッフが駆けつけます。


 直ちに心臓マッサージを開始します。AEDも到着しました。

 AEDを装着し、機械指示のもとショックを与え、
その後も懸命なマッサージを続けます。

 心臓マッサージは結構体力を使います。
一人がある程度の時間行ったら別のスタッフに交代します。

その後も何回か交代しマッサージを続け、
医師が到着したところで訓練は終了しました。


 緊迫した雰囲気が伝わりましたでしょうか?筆者は撮影係として参加していましたが、訓練であるという事はわかっていながらもピリッとした緊張感を感じました。


 訓練の後で、他のスタッフも交代で心臓マッサージの練習を体験しました。

専用のソフトを用いてマッサージの強さや
テンポなどを確認できるようになっています。


 筆者は医療職ではないので普段透析室で患者様と接することは少ないのですが、例えば患者休憩室で、更衣室で意識を失った患者様を見かけたら…、とっさに何ができるだろうか?と考えました。また、普段の生活の中でこういった場面に遭遇したら…?そんなときに勇気を持って行動し、命をつなげる人間でありたいと思います。