ウィキペディアによると・・・
「おのくんは、宮城県東松島市の主婦らがひとつずつ手縫いで作っている、サルがモチーフのキャラクターのぬいぐるみ。仮設住宅に住む女性たちが一体づつ手作りで作っており、東日本大震災からの復興への願いがこめられている。(中略)東日本大震災から生まれ、震災を経験して学んだ「家族の大切さ」「会話の大切さ」「言葉の大切さ」を伝えるキャラクターであり、東松島を知ってほしい、東松島に来てみてほしいという思いが込められている。
そう、おのくんと言うのは、東日本大震災によって被災された宮城県の主婦の方々によって生みだされたキャラクターのことなんです。
実は、姫野クリニックにも「おのくん」がいるんです。
じゃーん、この子が姫野の「おのくん」です!かわいいでしょう?
何年か前に、東北から臨時透析にいらっしゃった患者さんが、一つ(一匹?)プレゼントして下さったものです。その患者さんは「東北にも被災しながらも透析している仲間がたくさんいます。その仲間がここに臨時透析に来た時に『おのくん』がいたら励まされると思うので窓口においてやって下さい」とおっしゃっていました。
それ以来、姫野の「おのくん」は外来の待合室や、受付の飾り棚を転々としながら暮らしています。時には季節の衣装に着替えさせてりして可愛がっています。
ちょっと写真が暗いですが、節分バージョンの「おのくん」です
今日、東日本大震災から丸9年が経ちました。
昨今は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにさまざまなイベントが中止になり、政府主導の追悼集会も中止されることが決まりました。慌ただしい毎日の中で、また、昨今の騒ぎの中で、例年よりも思いを馳せる人が少なくなっているのではないかと思っています。3.11東日本大震災、私たちの記憶の中で絶対に風化させてはいけない出来事です。待合室の「おのくん」と目が合うたびに、そんなことを考えています。