糖尿病かどうかの診断は、検査結果を判断基準とします。
検査は、血液検査と尿検査があります。
血液検査では
血糖値の変化やHbA1c(ヘモグロビンA1C)がどのくらいかを数字で出してみます。
低血糖や高血糖の診断
血糖コントロールの状態
を主にみます。
他、インスリン分泌、1型糖尿病診断、急性合併症、腎機能も判断基準としてみます。
糖尿病になっているか・いないか、何が原因で糖尿病になっているか、自分の体にインスリンを作り出す力がどのくらいあるか、また、それによって治療の必要性やどんな治療をするのかがわかります。
尿検査では
尿糖(尿中の糖分の有無)
尿糖があると、糖尿病の可能性があることがわかります。
尿ケトン体(尿中にケトン体が出てないかどうか)
これを確認することで、極端にインスリンや糖分のやりくりが悪くなっていないかが確認できる。
尿アルブミン・尿たんぱく(尿の中にタンパク質が流出の有無)
尿中にたんぱくが出てると、糖尿病による腎臓の合併症の状態がわかる。
尿沈査(尿中に出てきた細胞成分の検査)
糖尿病以外の原因で腎臓に障害が出てないか、尿管に感染がないか、出血がないか、がん細胞が出てないかがわかる。
尿検査で、これだけの検査ができます。
血液や尿って自分ではコントロールできない部分なので、自覚症状がなくても数値でわかったりします。
結果が悪くても、今後悪化させないために、食事制限や運動療法など取り入れて、積極的に改善を試みましょう💪