臨床工学技士とは、医療現場にて医療機器の操作や点検を行う技術者です。
当院の透析室には人工透析装置がたくさんあります。
その機器を管理しておられるのが、臨床工学技士さんです。
どんなお仕事をしておられるのか、お話をお伺いしたら…
透析患者様の透析が始まったら、透析効率の確認をして、人工腎臓をその時の状態に合わせて変える、そして、その後も常に機器のチェック✅
他、透析液を作る作業、血管のエコー検査やエコー下穿刺。
細かいお仕事はまだまだあります💦
ここで豆知識💡
透析液に使われるお水は、水道水を水処理装置でさらに綺麗にしたお水を使用。それに薬剤を混ぜて作っておられます。
なぜ水道水を使ってはいけないのか…それは、水道水に塩素など入っているので、直接血管に入れると血球が壊れてしまうため、そのままでは使用できないからです。

そもそも透析とは、働かなくなった腎臓の代わりに、水分と老廃物を体から取り出す治療のことで、人工透析装置を使って人工腎臓に血液を流すことで毒素が取れてキレイになります。そのキレイになった血液を体内に戻します。
透析患者様といえば腎臓の病気です。
技士さんって医療機器に関することだけ詳しいかと思いきや、腎臓のことに非常に詳しい!
一度お勉強させていただきましたが、お医者さん?って思うくらいに詳しくてビックリしました😆
そして、当院の患者様一人一人の病状もわかっておられて、素晴らしい技士さんばかりです✨
技士さんは、命を守ってくれる機器を扱うお仕事ですので、一人一人に責任を持って機器を操作しておられます。たくましく素晴らしいお仕事です💪