今年の夏は暑いから、寝ている間にピーンって足がつった人、わりと多いんじゃないかと思います。
足のつりは「筋痙攣」とよばれ、筋肉が無意識に収縮し、弛緩しない状態のことです。
何が原因?
・ストレッチが不十分
・筋肉が疲労している
・暑い環境で運動をしている
・脱水
・電解質(食塩、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)の不足
・強度の高い運動をしている
・血流供給の低下
などなど…
足のつりは突然くることが多いです😢
特に暑い夏は、水分不足によるものが多いかと思います。
水ばかり飲むのではなく、電解質も補充しなければなりません。ナッツ類や種子類、バナナ、魚介類をメニューに取り入れてみましょう。
ストレッチをして筋肉をほぐし、できるだけ筋肉を疲れさせないようにすることも大切。
では、透析患者様の場合の原因は…
透析により、血圧や循環血液量が低下し、筋肉への酸素供給が減少することで起こります。過去の調査では、透析残り1時間のところで筋痙攣を起こしてしまうパターンが多いことから、体液量のコントロールが重要になるのではないかと考えられます。
対処方法として…
・血流量や除水速度を下げる、除水を止める
・局所の温罨法、筋肉の伸展、マッサージ
・芍薬甘草湯の投与
・10%塩化ナトリウム溶液や50%ブドウ糖液、生理食塩液の補液
予防法として…
体重管理、ドライウエイトの調整、透析処方の検討の他、L-カルニチン欠乏症が疑われる場合は内服薬、点滴での補充も重要です👆
突然の足のつりは、誰もが不快に思う症状です。
日ごろからできること…食べ物や運動の量を考えて予防していきましょう😌